2015年1月16日金曜日

パレルモ郊外、まるで「小さな村の物語」の世界を探検&アグリツーリズモでランチ


パレルモ市街から車で1時間30分、標高1500メートルの丘に広がる小さな村、映画の撮影にも使われています

 ローマやミラノからのアクセス至便なパレルモ、シチリアの玄関口のひとつです。人口70万人の大きな市街地を少し離れると、違ったパレルモの顔を見る事ができます。細い山道を登っていくと、現われる小さな村「カステルボーノ」。名前の通り、1300年代に建てられた古城が街のシンボルです。ヴェンティミッラの貴族が大きく貢献したこの街は、城を中心として、このエリアでかつて大きく栄えた街。現在お城の中は新しく一部改装され、美術館になっています。モダンな地元のアーティスト他、銀や金で作られた美しい当時の衣装も展示されており、この街の守護であるサンタ・アンナの頭蓋骨が保管されているのを見る事ができます。(入場料4ユーロ)


可愛い路地は絶好の撮影スポットに、シャッターを押したくなります

城の建築主は、パレルモの王フェデリコ二世の傘下にあり、当時の建築家や美術家を育ててきた一族
この街から誕生したお菓子屋さん「フィアスコナーロ」、ここのパネットーネにたっぷりのピスタッキオクリームを塗って食べると悶絶する美味しさです。ここでしか買えないものもあるのでぜひ。特別なお土産に


お城の中にはプライベートの教会も、バロックの華やかな装飾が当時の反映を物語ります


この街ならではの樹液を使ったチョコレートや健康食品、蜂蜜などもとても美味しいです。特におすすめは砂糖とバターを使っていない濃厚なチョコレート。他にも小さなお店がいくつも並び、小さいながらも旅人を楽しませてくれます。ただ13時から16時までは、ほぼどこのお店もシチリアらしく、閉まります。穏やかなシチリア人たちと出会えるこの街で、数日滞在するのもいいかもしれません。人の笑顔、のんびりくつろぐ猫の姿…、映画のワンシーンにタイムスリップしたような気持ちにさせられます。
広大な敷地に、レストラン、スパ、プールを持つアグリツーリズモのひとつ。全てここで生産されたものを出してくれます、ワインももちろん、ここで作ったものです。
そしてさらに車を30分ほど走らせると、細い細い山奥へと入って行きます。民家もなく、出会うのは牛や馬、羊…。標高があがって耳の奥がキーンとしてきます。このエリアはアグリツーリズモを営むところが多く、夏の避暑地として地元の人が訪れます。アグリに滞在して、乗馬を楽しむのもいいかもしれませんね。※農業体験がしたい場合は事前の予約や時期との相談が必要になります。
自家製のパンチェッタ、脂身は、まったくくさみのなく、自家製赤ワインとの相性が抜群です

このエリアは唯一、ポルチーノが採れる場所。新鮮なポルチーノがたっぷりと入った手打ちパスタは絶品

パン粉を使ったパプリカの詰め物、典型的なシチリア料理に出会えます

メインはサルシッチャ(腸づめ)、子羊、ブタのロースト。塩味控えめで優しい味。

リコッタにたっぷり、砂糖もたっぷりのカッサータ!シチリアの甘いお菓子の洗礼を受けてください

 まだあまり知られていない、可愛いシチリアの田舎町をこっそり訪れてみませんか?
■料金:380ユーロ(お二人様〜(お一人様350ユーロ),約7〜8時間)ホテルから現地まで、車&日本人ガイドによる街の案内アグリへの同行、アグリランチ込み


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