2014年3月27日木曜日

B&Bってなに?ホテルと何が違うの?

よく滞在先を選ぶ際にでてくる「B&B」という言葉、ホテルになじみのある日本人にとっては、ちょっとよくわからないですよね。「B&B」は、感覚的に言えばペンションに近いように思います。ホテルのようにホテルマンがいるわけではなく、鍵を渡されて後は自由、詮索はなし。こっそり友達を呼んだりしても、ホテルのフロントマンが飛んでくるなんてことはありません。
その多くがワンフロアを買い取りもしくは貸し切りにしていて、そこでB&Bを経営しているため、場所がわかりずらいのが難点といえます。そして部屋は大きなサロットがあって、あとの個室を提供しているため、バストイレが共有というケースもあります。イメージとしては大きな家の個室を借りているとも言えます。
部屋のタオルの交換も毎日してくれないところもあります。そしてオーナーによって全然個性が違います。 ホテルで例えるなら★2〜3といったところでしょうか?
ではB&Bの魅力とは?
1)比較的料金が安い
2)比較的部屋が広いところが多い
3)人が親切※オーナーによります。
朝食は自分で焼いたパンを出してくれたり、自家製のジャムをくれるところもあります。英語ができるオーナーでしたら、会話を楽しむこともできるでしょう。
うまく使えば、より快適な旅になると思います。キッチンがあるところもあるので、そこで料理をするのもいいですね。




2014年3月23日日曜日

★イタリアの危険 キタはスリ、ミナミはひったくり。


イタリアにきて思うこと、それは日本がどれほど治安がいいのか…ということ。
だから治安のよい国で過ごした日本人は、泥棒たちからすると、「狙いやすい存在」なのです。またイタリアのエリアによっても、その「質」は違います。
ローマから上はジプシーなどによる「スリ」。 「お金を頂戴…」といいながら、手をひっぱったりして、知らないうちに財布が盗まれています。ローマの地下鉄やバスも有名ですね。絶対に気がつかない、マジックのようなテクニックで盗んで行きます。

ナポリやパレルモ、カターニャ。ミナミの都会に出没する「ひったくり」。
 私もやられましたが、時間帯が夜とは限りません、バイクに乗って盗んだり、はてには突き飛ばして、ころんだすきに鞄や携帯電話を盗んで行きます。彼らは「外国人はお金をたくさん持ち歩いている」ことを知っています。だから極力、鞄は小さくて高価に見えないものを、しっかりと道路と反対側に持つ。壁の近くを歩く。時々、まわりを振り返るなどをして、自分が「気をつけている」ということをアピールしてください。そして怪しげな小道には、足を踏み入れないでください。

★事件に会った時にしてはいけないこと
たとえひったくられても、決して、反抗したり、追いかけたりしないでください。彼らの多くはグループで行っています。奥の小道にはその悪い仲間達が待っています。最近、中国人のカップルで、女性が鞄をひったくられ、それを追いかけた彼氏が待ち構えていた不良グループにボコボコにされたあげく、自分の鞄をとられ、2週間の入院というケースがありました。

 ★…そこで
鞄は冬ならコートの下へ、夏なら満員電車や満員のバスに乗らない、大金は持ち歩かない、パスポートはコピーを持ち歩く。カードや大金は身につける、首から下げるネックレスタイプのポシェットや靴の中など。スマートフォンを手にしたまま、歩かない。夜遅くなるならタクシーを使う。
そこまでと思われるかもしれませんが、そこまでして丁度良いくらいです。

留学先選びのコツ


イタリアでしか使われないイタリア語、そのためにイタリアに留学しようとする人たちにはどんな人たちがいるのでしょうか?その多くがシェフやオペラ歌手を目指す人、イタリア美術が好きな人、そして「イタリアが好き」という理由で、飛び込んでいく方と様々なタイプがあるように思います。
シェフや歌手の方は目的がはっきりしているので滞在先も自ずと決まってきますが、そうでない方たちは、どうやって留学先を選べば良いのでしょう?
ここで私が様々な留学先で知り合った方達の声そして私自身の経験をふまえてお伝えしたいと思います。
1)好きな街で選ぶ
これがベストだと思います、選ぶ街がとにかく好き、住んでみたい!もしも良い学校が自分で探しにくい小さな街でも、なにかしら学校はあるはず。現地在住の日本人の方を探して、色々教えてもらうのもひとつです。

2)田舎がいい?都会がいい?観光地がいい?
都会と言えばミラノやローマ、観光地と言えばベネチアやフィレンツェでしょう。田舎と言えば、カンパーニャなどのミナミエリアを代表としてあげることができると思います。
それぞれのメリット&デメリットがあるので紹介します。
○都会は便利、優れたサービスになれた日本人に住みやすい場所。日本食材など、なんでも手に入る。
×都会は物価が高く(日本と変わらないかそれ以上) イタリア人たちの接し方も都会的。イタリア人の友人を探すのに時間がかかる。日本人が多い。

○観光地は整備されていて住みやすい。観光ガイド本も多く出ているため、街のことが分かりやすく、旅行感覚の延長で過ごせる場所。また多くの日本人がいるので、友達になって、一緒に旅行などがしやすい。
×日本人でひしめいていて、せっかくイタリアに来た感が薄い。語学学校は日本人で溢れ帰っている(これを多くの学校が隠しています)。 物価が高い。慣れないうちはボラれる。

○田舎ほど人が親切で、外国人が少ない分興味を持ってくれる。友達ができやすい、助けてくれる。物価が安い。歓楽街が無い分、危険も少ない。
×公共機関が不便なケースが多い。スーパーなどが遠くにあって、買い物に困る。日曜はほぼ休み。 日本人がいないので寂しい。

※よくミナミに行くと方言が身に付くと言いますが、どこの街にも方言があります。また外国人にたいしては、多くのイタリア人は分かりやすいイタリア語を使ってくれます。またイントネーションもミナミになると言われますが、そこまでの語学力が身に付けばたいしたものだと思います。


2014年3月19日水曜日

滞在許可書って何?

以前にも説明しましたが、滞在許可書はイタリアで過ごすための許可書です。「ビザを取ったのになんで?」と思いたくもなりますが、しかたがありません。きっと異国の方は日本でこのような煩雑なことをしているのでしょう。
・滞在許可書は入国後8日以内に警察に届けるようにと書いてあるという話ですが… 。
結構これで慌てる方がいるようですが、正式には郵便局からの滞在許可書の書類を送付する締め切りのように思います。必要な書類は郵便局に行って取り寄せますが、郵便局によっては扱っていないところもあるので、「滞在許可書を申請したいのだけど?」と聞いてみましょう。
・学生用のキットを手にしたらまずは記入、これが私的には難しく、いつも「誰か」にやってもらいました。思うにここでも「性格」がでると思います。ひとりで悩んで考える前に、「助けて!わかんない!」とまわりにいってみれば、助けてくれる人はいるはずです。また、慣れている学校ではセグレタリアが手伝ってくれるそうです。私は近くの非営利弁護士が働くCAFをいつも利用して、助けてもらっています。無料か小額の報償ですみます。
・あとはパスポートの全ページのコピー、保健コピーや入学書のコピーなど、ビザ申請で必要だった、書類がそのまま有効となります。
・郵便局で滞在許可書の期間に応じた税金を払い、 そのまま送付。同時にクエストゥーラ(警察)に行くアポイントの時間が渡されます。大体一ヶ月後くらいです。

・このアポイント、できるならイタリア人に同行してもらうことをおすすめします。なぜなら…対応が違うから。

・書類が揃っていれば、写真を提出して、指紋をとる。smsのアドレスを聞かれるので、それを伝えると、「いついつに取りに来てください」と、これも一ヶ月後くらいにメールがくる。クエストゥーラにもよりますが、ネットで番号を確認する場合もあるので(ボローニャではそうでした)、説明をしっかりわかるまで聞くことをお勧めします。 わからければ「no ho capito!」です!


ビザの準備とチケット購入と出国のタイミング

3ヶ月以上の滞在には当然、ビザが必要になります。一応、短期でもビザが必要と書いていますが、それをやっている人は少ないのではないでしょうか?…
さてビザとは??簡単にいうと「この日本人は私たち政府が厳しくチェックして、あなたの国で受け入れてもらっていい人と判断したので、長期滞在を日本側で許可しました」というものです。

長期留学を考える際で一番のストレス?難関と思われている方が多いのではないでしょうか?まず入学を決めたなら、学校側にこの資料を請求しなくてはなりません。
・1)教育監督局の認可を受けていることを証明する書類、2)または学校の経営母体である会社の商工会議所の直近の登記簿謄本。

日本語でもややこしいですよね(萎)、この上記の書類を簡単に用意できる学校もあれば、そうで無い学校もあります。日本人的発想でいけば「用意できない=怪しい=ぼったくり」という行程式がすぐにできあがるでしょう。でも、ここで少し待って欲しいのです。大きな学校になれば、それ相応のものが整っていて、1)をすぐに用意できます。この場合では一週間以内に必要書類を用意してくれるでしょう。
しかし小規模な学校は2)のケースが一般的です。2)のケースの場合、母体の商工会議所に資料を提出したり、親切な学校ほど、領事館にあなたのビザ申請の書類の問題がないかなどを、学校側が確認するために、時間が必要になります。送付までに1ヶ月というケースもあるでしょう。でもだからといって怪しい学校と判断するのは早急かと思います。
大きな学校には大きな学校の小さな学校には小さな学校の魅力があります。安心も大切ですが、 自分がピンときた学校を選ぶために、時間を使うのもイタリア式ではないかと思います。
・そこで私からの提案ですが、まず「エアのチケットは最後に買う」がいいと思います。しっかりとビザ取得の準備をすすめて、手元に揃ってから、もしくは、取得できるのが、はっきりしてからでもチケット購入は遅くないと思います。早めが安いからと購入すると、後々のストレスになりかねません。後々、トラブルで入学の時期がおくれたとしても、学校側は授業を補填してくれるケースがほとんどです。

2)授業料全額前納の証明書
これはricevutoといって、入学許可書と一緒になっているケースが多いです。 どうも納得がいきませんよね、全額前納って。しかもいったん振り込んだ学費は学校側は基本的に返金を断ります。行った学校が気に入らなかった友人は、半年分の学費を捨てて、他の学校に通いだしました。なので私は3ヶ月など最低限の短期のコースにして、その後のペルメッソの更新スタイルをお勧めしたいです。入国後はビザより滞在許可書が強いのです。気に入れば更新すればいいのです。

3)滞在先の身元を保証する証明書
これから滞在する先の住所、もしくは身元保証人となる方の証明書です。学校によっては、滞在保証書なるものを送ってくるケースが多いですが、あまり大使館的には喜ばしくないように私は感じました。もし滞在先がホームステイなどで、決まっている場合は、大家の身分証明書のコピーを送ってもらうようにお願いした方が確実です。

4)滞在期間を保証する保険
これを多めにとって、滞在期間を長く設定してしらっと申請すると、学校に通っている以上のビザが私の場合はでていました。 

5) 資金を証明する通帳のコピー
これは直近のものを求められますので、大使館にいく前日にコピーをした方がいいです。また通帳に普段と違う入金があった場合、つっこまれます。親からの援助金があった場合はさらに親に「○●万円をもらいました」というような証明書の提出を要求されます。

6)住民票

7)あとは大使館のホームページから所定の書類をプリントして記入するだけ。大使館はネットでの予約制、学校側の発送が確認できたら、日程を早めに確認して押さえておいた方が確実です。

★とにかく私が言いたいのは、期日を決め過ぎないこと。日本人的感覚で締め切りをつくってしまうと、何かと苦しむのは自分です。大使館ですがすでに、中で働く人たちはイタリア化しています…。普通に駄目な資料があれば「送り直してもらって」と、軽く言ってきます。そんな時に「え!一週間後に出発だけど…」とパニックにならないように、調整しておくことをお勧めします。
※他にも必要な書類があったかもしれませんので、大使館のホームページで確認ください。
※大使館は決して怖いところではありません。普通にしていれば、問題ありません。色々なサイトをみると、悪く書いている方が多いですが、私は別段不愉快に感じたことはありませんでした。彼らはただ、彼らの仕事をしているだけで、それ以上でも以下でもありません。またイタリアでのことを彼らに聞いても納得のいかない答えが帰ってくることが多々あります。それはイタリアでの法律が変わりすぎていて、彼らも対応しきれていないように私は感じました。ビザの準備から、イタリア式で、おおらかにすすめていきたいものですね♪





パレルモでバカンス留学しませんか?

パレルモの公立語学学校に午前中は通いながら、午後は街を散策したり、近くの街へ小旅行。インテリジェンスなバカンスもおつなものです。ITASTRAと提携してオリジナルの旅をご提案します。※〜2週間から。ご希望にあわせてオルガナイズしますのでご相談ください。

2014年3月18日火曜日

パレルモ外国人大学附属学校でサマースクールが始まります!

6月から2週間づつのコースで始まります、専任のチューターがついて、リゾートで集まるいっぱいの外国人と知り合える最高のチャンスです。価格は2週間で300ユーロ、ご相談ください。滞在にはこちらで期間に応じてB&Bやレジデンス、アパルトメントを提供、ビザのサポートもします。必要書類の発送には、入学願書と所定入学金の受付確認後、1週間から2週間とお考えください。また滞在にあたっては、夏になりますと多少滞在費が高くなりますが200ユーロ(シェアリングタイプ)〜500ユーロとお考えください。もちろんワンルームも御探しします。
★イタリア語版 https://www.facebook.com/itastra.unipa?fref=ts
★英語版 https://www.facebook.com/notes/itastra-unipa/summer-school-2014-english-version/926271244056348