2016年12月14日水曜日

報・連・相、皆無の社会


…私は何度、このやり取りを9月から繰り返しているのだろうという話。面接も無事おわり、書類を届け、誰よりも早く大学院の入学てづづきをすませた私。
授業は全部わかるとは言えないけれど、ヨーロッパの視線でみる社会学や美学、ヨーロッパ言語をひもとくゲルマン祖語など、とても興味深い。
という前置きはここまでにして本題へ。
私の学生ナンバーがいっこうに有効にならない。
これが有効にならないと、教授陣からの連絡事項、授業関係の資料、はては試験日などが一切わからない。
ちなみに大学の授業は9月末からすでに始まっているが、面接があったのは授業がはじまって2週間後のことだった。。。いちいちカルチャーショック。
さて何が問題かというと、私の原本の卒業証書と成績証明書、しっかりとイタリア領事館のスタンプが押してあるにもかかわらず、秘書室がオリジナルだと認めてくれない。
日本のイタリア領事館側もスタンプ押したあとに間違いにきづいたのか、手書きの箇所がいくつかあり、それがどうやら彼らには、なぜか、ひっかかるらしい。
いや認めてくれないのならまだいい、解決法を探すのだから。
私が秘書室に行って「ほらね、スタンプが青でしょ?割印あるでしょ?これオリジナルね」というと「なるほど、わかった」といって引き下がり、「じゃぁ、1週間ほどしたら、ネット上で確認できるよ!」と言われて、まだできてない。
そしてまた秘書室に行き、「ほらね、スタンプが青でしょ・・」からのくだりの繰り返しをこの3ヶ月ほぼ5回している。
今日は秘書室で少しだけ吠えたら責任逃れがはじまった。だって試験日の予約をいれないといけないのに、私だけ入れられない。
繰り返すが私がこの学科で一番に必要書類の提出をすませた人間でした。

「あ!ロレンツォが担当だよ!今日はいないから明日きて汗!」。
このロレンツォは、最初に書類を渡して上記くだりを説明した諜報人。イタリア(パレルモ)は報・連・相がまったく機能しておらず、しかも次の人に書類を渡す時にこういったことを伝えない。だから次の人にはまた新しい書類に見えるから、同じ疑問が浮かぶとほっておかれる。本人に確認の連絡なんて、もちろんこない。私の書類は当然、たくさんある書類の山の一番下におかれていた。ひっぱりだしたあとに「あ、これ原本じゃないね」のくだりがはじまったので吠えた。
私はこのロレンツォに少なくとも3度は同じことを言いつづけている。教授陣も心配してくれて「ナオ、ダメならメールで対応するから」と優しくなったのは良いけれど…。
明日はレコーダーをテーブルの上に置いて話をしてみよう。

2016年7月5日火曜日

滞在許可書学生取得、その後、警察に通報されました

現在、イタリアで滞在許可書を取得した方は、帰国するさいには滞在許可書を返却する義務があります
いろんなイタリア在住ブログの中で、滞在許可書の取り方を書いている人はたくさんいるけれど、その重要性、そして意味について語っている人はいません。
その意味と重要性については、以前のブログで紹介しました。
私が感じたのは、滞在許可書を取るまでは熱心で、その後、まるで試験に通ったような感覚でいる人が多く、その後、その意味すらも忘れてしまう人が多いように感じています。
学生ビザ、学生滞在許可書をもちながら、不法労働で現在、働いている方。またなんの連絡もせず、学校も通わず、行方をくらまし、恋愛で逃避行されている方。
法律は変わっていますし、厳しくなっています。出したら終わりではないのです。

滞在許可書を出すにはふたつの証明書類か必要だと前にも書きました。それは学校または雇い主、そして滞在先の保証人です。
外国人の保証人となっている場合、その人間がそこに住んでいない場合は、大家は警察への報告義務があります。なので勝手にいなくなって、他の町で住んでいると、当然、大家の保証人はなくなっています。
学校や雇う側もこれまた同じです、契約がきれたり、学校へ来ない場合は通報されます。それは意地悪でもなんでもなく、法律に則った「義務」だからです。

先輩が大丈夫だったからといって、自分も大丈夫とは言えません。
よく私が聞くのは「僕の先輩が滞在許可書学生で5、10年イタリアで修行した」とか言う人です。
それは大昔の話です。今は違います。
自身でよく調べるかして、気をつけた方がよいと思います。

今回、数名の方々が学校の呼び出しにも応じず、学校に長期間、通わないということで、学校側からついにクエストゥーラ(滞在許可書を出す外国人のための警察)に通報されました。 あわてて今から学校にいこうがもう後のまつりです。

滞在許可書は学生、労働、ボランティアなどありますが、その学生の許可をしている学校が「通っていない」と通報した今、現在この方々は、不法滞在ということです。
日本に帰る時、飛行機に乗る時、違う国に旅行する時、イタリア国内でホテルに泊まる時、警察は必ずチェックしています。
その時に滞在許可書が外されているのなら?
その後、どうなるのかは、自身で学んでいただくしかないでしょう。

この方々のため、クエストゥーラのパレルモも学生に対して厳しくなるかもしれません、学校も別の目的で来る方に対して、lettera di invitoを今後、出ししぶるかもしれません。
この方々のしたことは未来を夢見てくる次の学生ビザを取りたい方に、影響を与えることとなりました。

この方々は再度にわたる通告に応じず、あえていいますが、学校をナメきっていました。
「どうせなにもしないだろう」と、そんなことはないのです。
どうぞ、今から学生でない目的で学生ビザを取得しようとしている方、今いちどよく考えて行動してください。本当に学校に通えますか?
またなんの報告もなしに滞在許可書を申告した以外の町や国に住んでいる方もよく考えられたらと思います。全ては自分の身にふりかかってきます。
こういう方に対しあえてて言わせてもらいます「なめるなよ滞在許可書を」。


2016年6月17日金曜日

あなたがペルメッソを学生で取るということの意味


「ねぇ、尚、またもう彼女、2ヶ月以上、学校に来てないの」。。。。
秘書のマリアンナから連絡が入りました。
公立学校附属という私がサポートするITASTRAは、学費も安く、CILSの認定校でもあり、当然、滞在許可書やVISA申請の書類も作成可能です。
今まで10数名のペルメッソのサポートをしてきましたが、ほぼ100%問題なくVISA申請にも通っています。
3ヶ月以上のイタリアへの滞在の場合は、必ず目的にあった滞在許可書が必要になります。
仕事ならlavoro学生なら学生用。
それはとても大切なものです。
さて、私がイタリアに来てあっという間に4年がたちました。
私は勉強が好きで(だからといってできるとは違います笑)、ペルメッソの労働を持った今も、学校にコースがあるときは通っています。4年たっても自分が納得のいくレベルには自身のイタリア語はいたっていません。

さて、ここで私が驚き、そして恥ずかしい・・・となんども思わされたのが、目的が別でくる日本人達です。

最初の問い合わせでは「勉強したいので、サポートをお願いします」、と言ってきて、学校に入学さえせず、来ない人。平気でなんの連絡もなしに、2、3、ヶ月来ない人。挙句にセグレタリアが連絡すると無視、私からしょうがなく連絡すると不機嫌に「お金がないんです」とか「今ちょっと忙しくて」とか返事が返ってきます。あげくには「え?学校って強制?そんな説明聞いてませんけど!」と逆ギレされたこともありました。

さて、彼らはいったいこのイタリアで何をしているのでしょうか?

多くは残念ながらひとつはシェフなどネーロで働く方です。
 イタリアでは労働の滞在許可書がでないので、多くの方がこの道を選びます。でもイタリア語は大切なので、私はこういう方にも「学校に通うのが条件です」と必ず伝えています。しかし仕事が忙しくてこれない・・・しかしながら、そこはペルメッソを出さないオーナーに基本問題があるので、オーナーと話あい、週に数回は通うなど方法はあると思います。もちろん、全然通えないほど遠い街に住んでいるなどは、話にもなりませんが。

さてシェフ以外の場合はなぜ通わないのか?
この場合は女性が多いのですが、最初の留学でイタリア人に恋をして、恋のためにきている方です。もしくは海外にいるのがかっこいいと人から思われたい人たちです。「とにかく彼といたい」。そんな気持ちから、彼との時間を優先し、学校にはいかなくなります。さて、この場合も、イタリア人はよく知っていて、「留学生は3年しかいれない」。なのでイタリア人にとって、私たちはいずれ必ず帰らないといけないリミットのある外国人とのアバンチュール。それを知っていて留学生の外国人ばかりを選ぶツワモノもいるそうです。
このように自身の勝手な都合で滞在許可書の意味さえ、理解されていないで滞在している人がいるように感じています。

滞在許可書を学生で出すということは、「学校に通う」ということが条件です。作ってもらった書類をよくよんで欲しいです。あなたが学校に定期的に通う、それを学校が保証し、その保証書をもとに、警察が許可をだすのです。

何がいいたいかというと「あなただけの問題ではない」ということです。
形だけの語学学校も実際ある中、摘発もあります。突然学校に警察がきて、学生の出席状態を確信します。そこできていない生徒がいれば、学校側が責任を問われます。なぜなら学校は滞在許可書を出した、保証人であるから。
保証人は責任を取らされます。多くは罰金、そして休校、さらには閉鎖、非常にリスクがあります。
そういうことをあなた方は知っていましたか?
「滞在許可書が欲しいだから学生のふりをして嘘をつく」、これは決して軽いことではありません。犯罪なのです。よく考えて行動して、これ以上、学校にリスクを与える行動はやめて欲しいものです。
そしてあまりにも学校側の通学要請に応えない場合は、学校側は警察に「彼女は通っていないので、滞在許可書を外す」ということができます。現在、ITASTRA側はこのことを視野にいれています。

学校の秘書はこう私に漏らしました「日本人は嘘をつかない、真面目な人ばかりだと思っていたわ・・・・」。
どんな気持ちで私がこの言葉を聞いたか、想像にお任せします。








2016年5月19日木曜日

夏季集中コースの午前中授業について


さて7月より、シチリアらしい太陽の下、勉強をエンジョイする季節の到来です!
まずは午前中開催される語学スタンダードコースのご紹介です。
朝9時より授業が開始、初級、中級、上級に分かれてレッスンは13時まで
みっちり行われます。
途中休憩が15分ほど、この時間はお友達づくりのチャーーンス!
積極的に声をかけて、コミュニケーションを深めれば、あっという間にお友達ができます。
授業の後、ランチにでかけたり、海にでかけたり・・・・
 「私は初心者だけど・・・」
なんて心配はいりません。
アルファベットから勉強する0といわれるクラスもあります。
移民が多いこの街ならではで英語も使わず、ボディーランゲッジで学びます。
変わって上級者コースは、elasmus、marcopoloといった交換留学でくる
非常にレベルの高い学生とイタリア語が勉強できます。
そして何より楽しいのがアクティビティ!
チューターがいるので、みんなをぐいぐいひっぱって、楽しい学校生活を応援してくれます。
とにかくパレルモの人たちは温かい!初めての留学にはぴったりの街です。
きになる部屋探しは、日本人が実際見て、ご紹介していくので安心してください。そのほか、滞在許可書、携帯、wifiなど、抑えておきたいサービスもサポートします。
煩雑なことは慣れている人間に任して、貴重な留学期間、存分に勉強&バカンスに集中してください。

7月より2016年のサマースクールがスタートです!





勉強もバカンスも楽しめる最高の季節がやってきました!
「今年こそは、新しいチャレンジをしたい」、「ゆっくり自分を見つめ直したい」
そんな方にぴったりなシチリアのサマースクールです。午後や週末にはたくさんのアクティビティがあるので、常に充実。さみしいなんて言わせません。
3ヶ月以内であれば、面倒なビザ手続きもいりませんので、気軽です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

2016年4月4日月曜日

シチリア(パレルモ)の住居事情(中、短期向け)



部屋を案内している様子、何があって何がないのか。確認は重要
中短期で上質な空間で家具付きで過ごせるカーザヴァカンツァ

アパートの最初の状態、ここから家具などを搬送していく




BBが運営する中長期むけアパート、サービスも良い。写真はふたり用
海外で中短期の滞在を計画する場には、いくつかの方法があります。
日本とにているところもあれば違うこともあります。
参考になればと思います。私が書いている金額は「おおよそ日本人が耐えうる部屋」という条件で書いています。

<カーザバカンツァ>
上質の家具が揃い、美しい部屋です。中、短期向け。セレブ向け。1ヶ月以上は貸さないといところもありますが主に週単位から月単位での滞在者向けです。エアコンなども完備、wifiもついているケースが多いです。
900ユーロ〜

<B&Bの共同アパート>
ホテルのように整備されていて、個室もあります。共有部分の清掃もはいり、フロントもいるので、安心してくらせます。ただこのようなアパートの数は少ないので、満室の場合が多いです。またシーズンによって家賃が変わることもあります。事前にcaparraという一ヶ月の前家賃の支払いを要求され、何もなければ最終月の家賃はなしということで退去となります。
400ユーロ〜社会人学生むけ

<単身アパートについて>
単身アパートは700ユーロくらいから見つけることが可能です。
家具などがついている場合が多く、1年以上なら契約して借りることが可能です。
日本と同じで不動産への事務手数料や補償金なども当然発生します。
メリット:プライベートがある。
デメリット:単身用がない場合、ワンフロアを貸し切ることになるので割高になる。電気代ガス代などの支払いを自分でするため、煩雑なことが多い。
対象:共同生活に自信のない方

<共同アパートについて>
多くの学生が共同生活を選んでいます。バストイレ、キッチンなどが共同。個室の寝室が用意されています。300ユーロ程度から。電気やガス代などは混みの場合もあれば、別途請求される場合もある。エアコンやwifiもついているケースとないケースがある。

メリット:家賃や生活費が安く済む。ルームメイトと気が合えば、海外の友人ができ、理想的な海外生活がおくれる。
デメリット: プライベートの確保が難しい。冷蔵庫の物がなくなったり、夜にパーティなどで騒がれることもある。トイレの順番、共有部分の清掃についての理解など、そのため交渉能力が必要となる。
対象:大学生および社会人学生むけ

<低予算の物件デメリット>
探せば200ユーロ以下の部屋もありますが、下記理由でおすすめしていません。
危険なエリア、ルームメイトのクオリティが下がる。ドラッグ常用者、物がなくなる、金品の貸し借り、また意外なところで追加料金を請求されて結局高くなることも。高い交渉能力とコミュニケーション力が必要になります。

<エアコンやwifiの有無について>
必ずついているとは限らないのがシチリアです。夏は非常に暑く、冬も寒いです。短期の滞在であれば、快適性を優先して、ある程度の物件を選ぶことをおすすめします。

<部屋探しのタイミング>
決めてから遅くとも2、3ヶ月前からは始めた方がいいです。特に夏になるとカーザヴァカンツァやB&Bなど、家賃が上がる場合がほとんどです。物件がなく高いホテルに滞在ということも否めません。

<全てが思うようにはならないこと>
日本であれば全てが事前に整っているのが部屋の条件でしょうが、こちらはイタリアです。100%の満足を常に求めていれば、ストレスいっぱいの生活になります。海外に住む以上、こちらのスタイルに合わせることも必要です。

<何を持って高い?安い?>
シチリア人は非常に好奇心が旺盛で、家賃はいくらとか学費はいくらとか聞いてきます。
そして300ユーロ程度でも「高い」「高い」と言ってきます。あまり鵜呑みにしないことをおすすめします。そこから自分の知っているところをと紹介されて、イタリア語もよくわからず契約し、あとからトラブルになったという話もあります。
基本的に自分は外国人であること、イタリア人と同じように扱われることはないことをしっかり理解して、自分にあった手段で部屋をみつけることをお勧めします。
全ては最終的に自己責任です。

2016年3月21日月曜日

イタリア語とバカンスを楽しまれたお客様のアンケートです(2016年冬)。

※写真の使用許可をいただいた上でご紹介しております。


2016年2月からイタリア語を学びに来られたYさん。
アメリカから知的なバカンスにとシチリアを選ばれました。
お一人で家具付きの部屋をとのご要望でしたので、
知人の経営するカーザバカンツァ(短期滞在者向け上質アパート)を3週間、
ご紹介しました。

(porta feliceを知ったきっかけ。依頼を決めた理由 )
 毎年おこなっているイタリア短期語学留学、基本南イタリアが気に入っている私は今回はパレルモに決めていました。語学学校から一人暮らしのアパートを紹介してもらえますが、念の為ネットで検索をしていたところ、Porta Feliceのウェブサイトに行き当たりました。

(依頼した内容についての感想) 
 家の手配 迅速にアパートの手配をしていただきました。こちらのメールに対して時差が有るのにも関わらずいつも即返答を下さり、いったいいつ寝ているのか?と思うほどでした。 

 (満足度について ) 
家賃、場所、部屋の広さ、快適さ、設備、管理人の対応・おもてなし、などなど、100%満足しています。これ以上の物件には今後も当たらないのではないでしょうか。

 (パレルモ街、人について ) 
パレルモは13年ぶりに2度目の訪問でしたが、とにかく慣れるのに一分もかかりませんでした。到着した瞬間から全く違和感なし!小さな街ですが、歩けばスタバ並みの数で教会や歴史的建造物が有り、その全てが唖然とするほど素晴らしい。綺麗な海も近いし、人々は(怖い顔に見えたとしても)道を聞くととても嬉しそうに親切に教えてくれました。買い物をすればおまけしてくれました。地域に寄ってはゴミで汚かったり、あまり快適とは感じられないような場所も有りましたが、それはたとえ日本国内でも同じ事。自分自身が毅然として気を付けなければいけません。

(浦田尚子について)
感想 モデルさんのように魅力的なのに、お母さんのように親身になって素早い対応をしてくれます。手数料を度外視しても顧客の為に身を粉にして尽くしてくれる方です。あなたの不利になりかねないような物件は決して紹介しません。安心できます。私も見ず知らずだったのに信用していただき、結果素晴らしい滞在が出来ました。 

(パレルモでの長期滞在を考えている方へのアドバイス )
 パレルモに限らず海外では、たとえ先進国でも日本のようにどこへ行っても清潔しかも無料で物事がスムースに運ぶ事は中々有りません。私はパレルモは短期だったし(3週間)全く不便は感じなかったのですが、それは運が良かったのだと思っています。 学校は宿題などで結構忙しく、レストランは開くのが遅いのであまり外食をしなかったのですが、パレルモの郷土料理をもっと堪能したかったですね。とにかくいる間に出来るだけの事を最大限にやって楽しむことをお勧めします。

2016年3月8日火曜日

冬のパレルモ、ひったくりに気をつけて!!

日本人の個人旅行者の方が増えています。
冬のパレルモは残念だながら「ひったくり」が増えます。
とくに外国人(日本人・中国人・ドイツ人など)は標的の対象です。
via maqueda ,via romaなど比較的メイン通りでも発生しています。夜だけではありません、朝でも昼でも夕方でも起こります。
ひったくりにあってしまったら仕方ありません。
あってしまったら???
とにかく「抵抗しないこと」
抵抗すると、カバンごと引きずられたり、殴られたり、余計に被害が大きくなります。
追いかけるなんてもってのほか、奥にボスやグループが待っていて、病院送りにされます。
カバンを掴まれたらすぐに諦めてカバンから手を離してください。それが最善です。
そしてカバンの中にパスポート、滞在許可書などがあった場合は、必ず
警察に届けてください。イタリア語がわからないとか言っている場合ではありません。
近くの人に助けてもらって、電話で呼んでもらいましょう。
ひったくりの行為が終わったあとなら、住民は親切に助けてくれます。
最中は声をかけても誰も助けてくれません。彼らも怖いのです。
以下はひったくりの被害を比較的避けれる方法です。
1)貴重品やカバンはコートの下へ。
2)壁側を歩き、カバンは道路側に持たない。
3)時々周囲を振り返り、同じ人があとをつけていないか、同じバイクな走っていないか確認する。
4)携帯をいじりながらまたは話ながら歩かない。
これをするだけでも大分違います。
日本の常識は海外では通用しません、誰もが「自分は大丈夫」と思っています。自分もあうかも。。。くらいでちょうどいいです。
深夜の一人歩きはとくに危険です、暴行にあったりする危険があります。
バッラロやブッチェリアなどのディープな繁華街に深夜ひとりでなど、もっての他です。これは冒険ではなく無謀な行為だと私は思います。
地元のパレルモ人でもしません。
ここは日本ではないという意識をっかりもって行動してください。

 ↓下はリンクですが女性がひったくりにあって、病院に搬送されたという記事です。
http://livesicilia.it/2016/01/21/nuovo-scippo-in-via-roma-una-donna-trasportata-in-ospedale_706059/

2016年1月5日火曜日

留学しながらアルバイトって可能?外国で仕事がしたい…


ここ2年の間、私がいただいた問い合わせの中で、一番多かった質問かもしれません。どうやら長期留学のイメージとして、ギリギリの予算で渡航し、あとはバイトでなんとか・・というような考えの方が少なくないようです。

大昔はそのような感じで、イタリアでも片言のイタリア語や英語で、ホテルやお土産もの屋さんで留学生がアルバイトということもあったようです。もしかすると、フィレンツェやローマやミラノはまだ可能なのかもしれません。
しかしながらシチリアで、それを探すのは非常に難しいと思います。

私自身、アルバイトをしたいという留学生の方のために、昨年、バールやレストランなど、声をかけてみましたが、シェフならまだしも、なんの経験も無い、イタリア語もまだまだの「日本人」を働かせようというところを見つけることはできませんでした。たまにあったのは部屋の清掃などです。それも定期的ではありません。

例えばカミリエーレ(給仕係)。 これに関しても留学生にとっては、ハードルが高いものとなりました。私が聞いたバールではこのように答えが返ってきました「イタリア語は話せるの?イタリア人と同じくらい?英語は?中国語は?」と、このように語学レベルをかなり求められるケースが多かったように思います。

日本人観光客が押し寄せるレストランなら、日本人を雇いたいですが、シチリアはまだまだ日本人観光客は他の街に比べると非常に少ないです。日本人をアルバイトでも採用したいと考えるところは、非常に少ないと思います。

さらに本格的な採用に関してはさらに厳しいと思われます。なぜなら地元の人間でも仕事がなく、外国やミラノなどへ仕事を探して移住しているからです。
イタリアでは人を採用すると多くの税金をオーナーは払わなくてはなりません。それはかなりの額で、それに見合う人材しか採用したくないということになります。

ロシア人の私の友人は、色々ないやな思いをしながら(ネーロ・違法労働)、(給料2ヶ月分未払いののち解雇)、(不正規採用期間の無報酬)などを経て、やっと一年後に普通の会社に出会い、採用されました。
それでも最初は1ヶ月400ユーロからでした。現在では700ユーロです。 朝730に出社して、終わるのは1700。これはまだいい方ではと話しています。
そんな彼女はcils c1を取得(上級)、英語はネイティブ並み、ロシア語を話します。 現在の仕事はあるフランチャイズ店の外国客担当で、朝から海外からの電話対応に追われています。ちなみに給仕係のアルバイトで一日働いて25ユーロというところでしょう。

冷静に考えて欲しいのです。日本だったら、あなたは家政婦の仕事をしたいですが?日本だったら、あなたは喫茶店の給仕係をしたいですか?ちなみにこちらでは家政婦というのはその多くがフィリピン人や黒人などの移民の方々です。

まず留学希望の方は、本来の目的「語学を勉強する」を大切にして、毎日を楽しく暮らせるだけの資金を日本で用意してから、渡航されることをおすすめします。ちなみに個人的には一ヶ月1000ユーロで計算すれば(家賃300〜400ユーロ)、時には旅行をしたり、買い物を楽しんだりと、普通の生活をしながら暮らせるかと思います。それ以下の場合は、やはりなにかしら我慢しないといけないことが多くなると考えた方が良いでしょう。誰かが「南イタリアなら一日数ユーロで暮らせる」といったそうです。生きることはできるでしょう。ただ実りある留学生活になるかは疑問です。

夏にはイタリア人はバカンスに出かけます、旅行にも誘われることもあるでしょう。そんな時に一緒に行けるだけの余裕は欲しいものです。

海外で留学中に資金が底をついてくるると、できることも少なくなり、ストレスが増えます。そうすると考え方もネガティブになってきます。シチリアは物価は安いですがユーロは高い。予想外な出費も当然あるでしょう。そのあたりを考えて留学の予算を立てることをおすすめします。

※ちなみに上記情報は私がシチリアで調べた範囲、または友人達の話でのことですので、絶対というわけではありません。