2016年4月4日月曜日

シチリア(パレルモ)の住居事情(中、短期向け)



部屋を案内している様子、何があって何がないのか。確認は重要
中短期で上質な空間で家具付きで過ごせるカーザヴァカンツァ

アパートの最初の状態、ここから家具などを搬送していく




BBが運営する中長期むけアパート、サービスも良い。写真はふたり用
海外で中短期の滞在を計画する場には、いくつかの方法があります。
日本とにているところもあれば違うこともあります。
参考になればと思います。私が書いている金額は「おおよそ日本人が耐えうる部屋」という条件で書いています。

<カーザバカンツァ>
上質の家具が揃い、美しい部屋です。中、短期向け。セレブ向け。1ヶ月以上は貸さないといところもありますが主に週単位から月単位での滞在者向けです。エアコンなども完備、wifiもついているケースが多いです。
900ユーロ〜

<B&Bの共同アパート>
ホテルのように整備されていて、個室もあります。共有部分の清掃もはいり、フロントもいるので、安心してくらせます。ただこのようなアパートの数は少ないので、満室の場合が多いです。またシーズンによって家賃が変わることもあります。事前にcaparraという一ヶ月の前家賃の支払いを要求され、何もなければ最終月の家賃はなしということで退去となります。
400ユーロ〜社会人学生むけ

<単身アパートについて>
単身アパートは700ユーロくらいから見つけることが可能です。
家具などがついている場合が多く、1年以上なら契約して借りることが可能です。
日本と同じで不動産への事務手数料や補償金なども当然発生します。
メリット:プライベートがある。
デメリット:単身用がない場合、ワンフロアを貸し切ることになるので割高になる。電気代ガス代などの支払いを自分でするため、煩雑なことが多い。
対象:共同生活に自信のない方

<共同アパートについて>
多くの学生が共同生活を選んでいます。バストイレ、キッチンなどが共同。個室の寝室が用意されています。300ユーロ程度から。電気やガス代などは混みの場合もあれば、別途請求される場合もある。エアコンやwifiもついているケースとないケースがある。

メリット:家賃や生活費が安く済む。ルームメイトと気が合えば、海外の友人ができ、理想的な海外生活がおくれる。
デメリット: プライベートの確保が難しい。冷蔵庫の物がなくなったり、夜にパーティなどで騒がれることもある。トイレの順番、共有部分の清掃についての理解など、そのため交渉能力が必要となる。
対象:大学生および社会人学生むけ

<低予算の物件デメリット>
探せば200ユーロ以下の部屋もありますが、下記理由でおすすめしていません。
危険なエリア、ルームメイトのクオリティが下がる。ドラッグ常用者、物がなくなる、金品の貸し借り、また意外なところで追加料金を請求されて結局高くなることも。高い交渉能力とコミュニケーション力が必要になります。

<エアコンやwifiの有無について>
必ずついているとは限らないのがシチリアです。夏は非常に暑く、冬も寒いです。短期の滞在であれば、快適性を優先して、ある程度の物件を選ぶことをおすすめします。

<部屋探しのタイミング>
決めてから遅くとも2、3ヶ月前からは始めた方がいいです。特に夏になるとカーザヴァカンツァやB&Bなど、家賃が上がる場合がほとんどです。物件がなく高いホテルに滞在ということも否めません。

<全てが思うようにはならないこと>
日本であれば全てが事前に整っているのが部屋の条件でしょうが、こちらはイタリアです。100%の満足を常に求めていれば、ストレスいっぱいの生活になります。海外に住む以上、こちらのスタイルに合わせることも必要です。

<何を持って高い?安い?>
シチリア人は非常に好奇心が旺盛で、家賃はいくらとか学費はいくらとか聞いてきます。
そして300ユーロ程度でも「高い」「高い」と言ってきます。あまり鵜呑みにしないことをおすすめします。そこから自分の知っているところをと紹介されて、イタリア語もよくわからず契約し、あとからトラブルになったという話もあります。
基本的に自分は外国人であること、イタリア人と同じように扱われることはないことをしっかり理解して、自分にあった手段で部屋をみつけることをお勧めします。
全ては最終的に自己責任です。

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