2014年4月24日木曜日

il paroco della favorita e Monte pellugino〜美しいモンテペルジーノについて

パレルモの救世主、サンタロザリアが眠る丘の下、ここには美しいモンテペルジーノとモンデッロの緑地帯が広がっています。今では自転車でサイクリングを楽しんだり、ジョギングをする人たちの格好のコースとなっています。1799年、この公園は当時の王が狩りを楽しむために、噴水や東屋、彫像が配され、美しく整備されたものでした。そして海の近くのエリアの湿地では桃が栽培されていたようです。この公園の入り口には象徴とも言える二匹のライオンの彫像がどっしりと今も座っています。一方、その公園の一部である、中国文化の影響を強く受けた個性的な建物「パラッツオ チネーゼ」は、ドーリア式の円柱に囲まれたヘラクレスの噴水が目に留まります。そしてダイアナ通りには、狩猟の女神がたたずんでいます。ここが興味深いのは、狩りのための休憩用の東部屋と一緒に王の馬小屋も一緒に作られていることです。
さてモンテペルジーノの道は山崩れのため、現在、たびたび、通行禁止となっていますが、ここには伝統的な聖地があります。この祭典の日には、人々は山を靴を脱いでのぼり、さらに階段ではひざまずきながらのぼり、聖人からの恩恵を願います。ともかく、ここからの景色は絶景で、一度、信者でなくても、登る価値があります。
聖地、サンタロザリアは、1624年に建築され、この際にパレルモの街は、聖人の骨を見つけたという神の奇跡により、疫病から救われたと言われています。
洞窟の中に入ると、数多くの過去の願いの書かれた銀の供物と、カルロ三世により贈られた金のマントに包まれた聖像を見ることができます。
そして岬の先からは、おおよそ20年代に作られたウトゥヴェジオの城を見ることができるでしょう。 現在の城の当主はシチリア州となっています。

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